第2回クラブフォーラム

「特定非営利活動法人 ボラギャング〜こどもに優しいまちづくり〜」
代表理事 野澤 美香 様

こども食堂:現在、全国に10,800箇所、札幌には87箇所。毎年増加しています。
こども食堂の役割の一つに、食事の準備に追われたママ達の休養の場としての利用があります。特に一人親は時間が無くこどもに強くあたってしまうこともあり「ここに来るとこどもに優しくなれる」と話してくれるママもいます。(孤独・孤食・孤立の解消、放課後の居場所・不登校の居場所)

困窮世帯の増加:昨年からの物価高の影響から「こども3人、所持金が500円になっている家庭があるので食材の支援はできるか」という行政からの連絡や、「食事が学校給食のみのようで長期休みが心配」という教職員からの連絡、学費をバイトで捻出している大学生が、親や兄弟の生活も支えているため食べるものに困っているなど、一時的な食の支援を求められている為フードパントリー(食材無償提供)を定期的に行っています。

夜回り:他のこども食堂3団体と札幌駅から大通り周辺にいる若者に、おむすびや化粧品を月3回土曜の夜に配りながら若者と話しをする活動を行っています。友達と楽しんでいる若者がほとんどですが、家に居られない(親や親のパートナーからの暴力、性被害など)小学生や10代の若者に出会うこともあります。(安心・安全を示す大人のサポートが必要とされている)

この度は、皆様にこども達の現状を知っていただき一緒に活動している気分で帰路につきました。有難うございました!