第4回クラブフォーラム

第2359回例会(2025年3月24日)

「Take Action ツアー報告」
地区国際奉仕委員長 大川 武志 様

 
本日は、卓話の機会をいただきありがとうございました。札幌北ロータリークラブさまには、長年に渡り国際奉仕事業についてご理解いただき、誠にありがとうございます。

日程は、12月1日(日)〜6日(金)
新千歳空港から、バンコクへ。今年はバンコクまで直行便だったので少し楽だったとの話がありました。そこから国内線でウドンタニに向かい、その後ワゴン車3台でノンカイ県まで移動。乗り物の時間だけで、片道 約8時間かかります。ワゴン車の中はとてもきらびやかでした。
参加者は、団長の出村ガバナーをはじめ、全部で15名。藏重さんを筆頭にロータリアン12名。さらに、ローターアクト2名、谷さんと桑島さんです。
参加人数としては、昨年と同様でした。また今回のツアーでは札幌北RCさんからが一番多く参加いただきました、大変ありがとうございました。また斉藤さんにはいつも大変お世話になっております。

さて本題に入る前に昨年9月に起きたメコン川氾濫による洪水の状況から見ていただこうと思います。右側はノンカイの街の中です。この様な状況の中で「TAKE ACTION TOUR」を行っていいのか色々と検討はされましたが、ノンカイRCの皆様のご尽力により実施する事ができました。こちらのスライドに洪水被害①とありますが後ほど②と③を見ていただこうと思っています。

それでは事業についてです。前年度である、2023-24年度の国際奉仕事業へ参加いただいたクラブ一覧です。

留萌RC、砂川RC、滝川RC、江別RC、江別西RC、岩見沢RC、栗山RC、札幌RC、札幌モーニングRC、札幌東RC、札幌南RC、 千歳セントラルRC、新札幌RC、小樽RC、蘭越RC、余市RC、恵庭RC、えりもRC、三石RC、様似RC、静内RC、浦河RC、室蘭RC、室蘭東RC、室蘭北RC、登別RC、札幌北RC

水と衛生・環境には、27クラブの申請をいただいております。札幌北ロータリークラブの皆さま、ありがとうございました。ただ今回のツアーでは、先程見ていただいた洪水の影響により手洗いスタンドがまだ作られていない状況でした。今年設置いただく事になっておりまして、設置いただきましたら写真を送っていただく予定です。続いて、基本的教育と識字率向上は、7クラブです。

札幌RC、札幌清田RC、札幌幌南RC、札幌南RC、三石RC、様似RC、静内RC

こちらも洪水の影響で教科書が流された子どもたちもいるようですので、教科書を寄贈させていただきました。ここで1人今後の卓話で出で来る重要人物をご紹介させていただきます。プー君の隣の隣の女性は、みなさん良くご存じの第3340地区のガバナー(通称マリーさんと言います)です。当地区の地区大会にも来ていただいております。

ここからは、ツアーの報告です。今回のツアーは、前年度である、2023-2024年度の事業確認となります。
先ずは、ノンカイ市庁舎の表敬訪問です。副市長との意見交換を実施後、ツアー参加者千歳ローターアクトクラブ桑島和美さんによる国家独唱もあり素敵なセレモニーとなりました。

ノンカイ副市長表敬訪問後、ノンカイ市庁舎前に今回設置するリサイクルボックスと寄贈する図書が保管されておりました。リサイクルボックスには、分別するゴミの写真も掲載されており以前のリサイクルボックスよりも分別しやすくなりました。

この日の午後からは、県立小中学校を訪問しリサイクルボックスと図書を寄贈していきました。

2日目の午前中
こちらの学校は千歳セントラルさんの斉藤会員のメモリアル事業を行ったところです。出村ガバナーが2021年から申請をしてようやく昨年承認いただいたグローバル補助金事業を今年から実施する予定の学校です。
環境・リサイクルを担当する先生がこのテレビを使い子どもたちに環境とリサイクルの大切さを教育し、実際に細かく分別する仕組みを構築してきております。子どものころから分別の仕組みを学び、将来メコン川をきれいな川にしようという大きな目標を掲げたグローバル補助金事業です。

この学校は、メコン川のすぐ近くのために洪水に被害は大きかったようです。実際に訪問した時には、右の写真の様に1階の教室はペンキを塗ったり工事をしていました。左の写真は食堂の壁にあった川の水が到達したあとがありました。

この学校には、斉藤会員のメモリアル事業で寄贈された日よけと大きな動物が5、6体ありましたが、洪水の影響で3体しか残っていなかった様です。

この学校には、図書を寄贈しました。子供たちからは、歓迎の踊りと右上の写真にある絵をいただきました。出村ガバナーが持っている絵は子どもたちが描いた絵です。

セレモニー終了後、この学校の生徒と一緒に給食を食べました。出村ガバナーも子どもたちと一緒に並んでいます。自分にあった量を先生に伝えて先生が取り分けてくれます。田口さんも子どもたちに混じって給食を食べています。その後、自分たちで食器を洗って給食の時間も終わりです。今月のロータリーの友で「トイレ」について取り上げられておりましたので、この学校のトイレを掲載させていただきます。思ったより綺麗でした。

午後からは、ノンカイの市街地に戻り、ノンカイ市長の歓迎を受けました。この日の市長はプライベートでの参加の為に少しラフな格好をされているとの事でした。

3日目です。この日がこのツアー最大のイベント開催の日でした。前日の移動車の中で急に決まったドラえもんの主題歌を歌いパフォーマンスする事もさすがロータリアン。臨機応変に対応し無事に終える事ができました。そもそもこのフェスティバルの発想は、昨年の千歳ローターアクトクラブのお祭りが雨で大変な事になった事を受けてそのリベンジをしよう!と出村ガバナーと谷さん、桑島さんが検討し実現したものです。こちらからスーパーボールすくいの景品と道具と紙風船と吹き戻し(ピロピロ笛)を持参し(ダンボール4個)実施しました。最初のドラえもんのパフォーマンスとスーパーボールすくい子どもたちにとっては初めての体験だったのでとても楽しんでいただきました。

さてツアーも最終日です。ホテルをチェックアウト後、ウドンダニの空港に向かう途中にボーイズホーム(男児孤児院)があるのでそこで奨学金やお菓子等の寄贈をさせていただきました。ここでは、子どもたちの顔を写真で撮影することは禁止されて少し今までの学校とは違う雰囲気でした。

ウドンダニの空港では、最後までノンカイRCのみなさんのお見送りを受けて、長いトランジットと長いフライトを経て無事に帰国しました。最後は皆さん疲れた表情をしておりますが、心は充実していたと信じております。

もしこの卓話を聞いて少しでも関心をもってくれる方がいらっしゃれば、今後一度はご自身の目でそしてご自身で体感していただけるととてもロータリーって素敵だなと感じる事が出来ると思います。
今年度出村ガバナー年度のスローガンは「勇気を出して行動する」です。今年度も残り3カ月。何かに勇気を持って行動してみましょう!ご清聴ありがとうございました。

 


 

「俺の検証ツアー〜なんとなくタイに行ってみた率直な感想〜」
藏重 健人 会員

 
お疲れ様です。札幌北ロータリークラブ藏重です。
ただいま大川さんからも説明があった通り、12月1日よりタイにて開催されましたTake Actionツアーに参加させていただきました。こちらの資料は私の独断と偏見により作成された資料でございます。40才一般男性がこのツアーに参加した感想を率直にお話いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
タイトルはずばり「俺の検証ツアー〜なんとなくタイに行ってみた素直な感想〜」です。

序章 〜とりあえず参加〜
なんとなくという言葉どおり、参加の動機は明確なものがありませんでした。強いてあげるのであれば、出村ガバナーからの御誘いを受け、軽くいきますという返事をしてしまったこと、そして、パーちゃんの家族に会えるということがきっかけとなり、軽い気持ちで参加しました。

第一章 〜いざタイ王国〜
先にバンコクで仕事があったため、タイには12日間滞在いたしましました。タイでは接待もあったため、ゴルフバックを担ぎ空港にて他ロータリアンと合流。ウドンタニ空港にて第3340地区の皆様の熱烈な歓迎と共に、ゴルフバックを見たマリーさんはそれは楽器なのかと尋ねられる始末。完全に浮いた存在でした。

第二章 〜実際に見て学ぶ〜
検証ツアー中、第2510地区の各クラブが行ってきた様々な事業を視察しました。詳しくは大川さんと重複してしまうので割愛しますが、各クラブが事業を継続してきた結果、実際に子どもたちや地元民の笑顔に直結していることに触れ、ロータリーとは何のかということを学びました。

正直このツアーに参加するまでは、ロータリークラブを毎週月曜日に気の合う大人がにお昼ご飯を食べて寄付をする集団としか思っていませんでした。実際に現地の子どもや施設、雰囲気を感じながら過ごすことで、自分が所属している団体の意味や、行動発言の意味を考えるきっかけとなりました。
こちらはウイエンクック学校での歓迎のダンスの様子です。このほかにも各学校にて、多数の歓迎ダンス・セレモニーをうけました。こんなに歓迎されることは人生でも初めての経験でした。

第三章 〜人と人とのつながり〜
この検証ツアーの土台となっているものは、第2510地区と第3340地区の人と人との絆であると感じました。夜の歓迎会では終始和やかな歓迎ムードで、とても楽しい会となりました。

特に印象的だったのが、歓迎会の中でマリーさんと出村ガバナーの友情が垣間見れるシーンでした。
ロータリーという大きな組織も結局は人と人とのつながりや信頼で成り立っているのだと感じました。

その後は大いに盛り上がりました。

こちらは別日の夕食会の様子です。メコン川沿いの素敵なテラスで食事をいただきました。

左がパーちゃんのパパ、右がパーちゃんの妹です。
5月19日に行われる創立54周年記念例会にも、ゲストとして家族みんなで参加していただける予定です。

現地の徳の高いお坊様と恵庭ロータリークラブの齊藤さんです。

最後になりますが、当研修ツアーを終え感想としては、まさに「大人の修学旅行」という印象をうけました。お金では買えない経験を沢山することができるのがこの研修の魅力だと思います。
誰でも、お金をかければ豪華な食事、景色、など様々な体験をすることができます。ですが、せっかくロータリークラブに入ったのですから、ここでしか経験できない体験ができました。
また、実際に見て感じる事で、自分が行っている例会や寄付、その他一つ一つの行為に意味のあるものであると感じる事が出来ましたし、そうでなければならないと感じました。

一度この研修ツアーに参加すると現地ロータリアンの方々にまた会うため、また、現地の子どもたちの笑顔に会うため、行きたくなることは間違いなく、私も参加しますが、皆様も、特にまだ参加したことが無い方は、是非参加してみてください。
きっと忘れることのできない体験をすることができると思います。
最後になりますが、当旅行中のトラブル・クレームは㈱産経海外旅行 斉藤さんまでお願いします。ご清聴ありがとうございました。