第2267回

第2267回例会(2022年8月29日)

「第19回 RYLAセミナー in桂沢に参加して」
吉井 奏音 氏 卓話

 
本日は、このような機会を頂き本当にありがとうございます。
私は、北ロータリークラブ副幹事 吉井千博の娘であります吉井奏音と申します。普段は会計事務所に勤めており、家庭では5歳の娘を持つ母として日々を過ごしております。趣味は演劇をすることと何かを企画することです。
今日は5月28日・29日と参加させて頂きましたライラセミナーの内容や感想をセミナー修了者代表として皆さんにお伝えしようと思っています。

まずは、大まかなスケジュールをご紹介します。
自由時間や入浴等は省いておりますが1日目はこういった流れとなっております。
アイスブレイキングから始まり、野外でのグループワーク、パストガバナーによる講話を挟みながら進行していきます。2日目の最後にグループワークの集大成としてプレゼンテーションがあるため、その準備も後半からは行っていきます。2日目はラジオ体操から始まり、講話、グループによるプレゼンテーション、閉会式のあとに修了書の授与式を行って解散となります。

一番初めに行ったセミナーの紹介です。初対面の人も多く、打ち解ける為のアイスブレイキングゲームとして「ネイチャーゲーム」を行いました。自然の中に隠された人工物を探し当てるゲームです。
このゲームは、ライラセミナー経験者の得地さんと三木田さんが仕掛け人となり人工物を隠してくれました。これは一見、とても簡単なように見えますが、制限時間の中で記録係をやる人を決めたり、重複して見つけたものを伝えてしまわないように把握しておく事が大切だと感じました。まだ打ち解けていないメンバーとでも、「発見する」という目的がある事で人見知りとしてもありがたい始まりでした。

<中略>

続きまして、川下り・ラフティングです。初めてラフティング体験をしましたが、いくつか漕ぎ方の合図があり、先導の方の掛け声に合わせてオールを動かします。もちろん、左右の漕ぐ力が等しくなければどちらかに偏って進んでしまうので、後ろ向きで下るのもスリリングでした。
圧倒的に、このグループワークで一体感を感じ、メンバーの距離が縮まったように思いました。

<中略>

ここでようやく本題です。ライラについての講話と最終日のプレゼンテーションに向けたグループワークです。グループワークでは、明日プレゼンテーションをするテーマの発表から始まりました。「大自然と共存する北海道の未来」です。模造紙や付箋、ペンなどが用意してありましたがそれをどう使うかは自由、ただし「NO」と言うことだけはしてはいけないというルールでした。私たちBグループは、解決するには今ある問題を把握しなければならないと考えたので、自由に付箋を貼り、それぞれが解決したい問題をたくさん出していく時間になりました。このグループワークで良い意味でざわっとしたのは、留学中組の2人が「災害」というキーワードを出してくれた瞬間だったと記憶しています。Bグループの留学中の2人以外の認識として、災害というのは「問題」ではなく「来てしまえば仕方のないもの」という認識が強かった様だったので、その発想はなかったと大きな刺激になっていたと思います。

二日目はラジオ体操から始まり、ついに最終日のグループ発表です。同じテーマでしたが、グループごとにかなり違いがあったことを覚えています。似た問題点でも、解決する方法は全く違う発想や視点だったりで、お互いのグループの個性がよく出ていたとても良い発表になったと思います!
この二日間で作り上げたプレゼンテーションをロータリアンの皆さんは、しっかりと見て、聴いてくれていました。中には涙ぐんで「この場にいられてよかった」という様な事を言ってくださる方もいました。
私事ですが、演劇に携わるときよく私は「感動」という言葉を「心が動く」と頭の中で置き換えるようにしています。たった二文字の「感動」とまとめてしまうよりもお客さんの心という意識をより持ちたいからなのですが、この発表の時は、見てくれている大人の皆さんの心が確実に動いてくれたんだなという事を強く実感してとても気持ちが良かったです。実際は、ロータリアンの皆さんがたくさん準備をしてくれ、そのおかげで成長させて頂いた二日間だったのですが、少しだけそのお返しができたような気持ちになってしまいました。
無事に発表も終わり、ライラセミナーの修了書授与式を行い、閉会式、解散となりました。修了書を頂けたのは一つの証明ですし、この二日間で体験したという事実があるというのは自分にとってすごくいいものになったと思います。充実した二日間を過ごして、自分自身が大きくなったように感じていましたが、数カ月経ち本当に大事なのはライラセミナーを終えたこれからだと思っています。

今回特に印象に残ったことは二つあります。まず一つ目は、参加する前は学生時代のキャンプ学習を想定していたので、本当に大人の皆さんがいちばん働いている姿を見るというところに驚いてしまったことです。学生時代は、基本的に作業は生徒が行う事が多いので、先輩方が動いてくれていたことには本当に大きな感謝と、自分もこうなりたいという思いが強く芽生えました。そして二つ目は、講話の中で「家族のリーダーに父親がならなければいけない訳はない」この言葉が私の心を軽くしてくれたという事です。私は現在、シングルマザーとして子育てをしています。現代の日本では、片親というのはマイナスな要素に見られることが多く、自分自身それも仕方ないと思っている部分もありました。ですが、今回のライラセミナーで「やるときが来たらリーダーはできる」し、「適材適所でやればいい」という事を教わり、悩むべき場所がずっと間違っていたのではないかという気付きに繋がりました。「お母さんだから、お父さんだからと」背負う必要はないし、苦手なところは誰かに頼ってもいい、そういった風にも解釈しました。
今回、ライラセミナーを通して日常に戻った時に大きく変わったことは正直ありませんでしたが、ふとした時の考え方や「あの時ライラで出会った人たちが各地で頑張っている」と思うと勇気が湧いてきたりします。ライラに参加することは、物事を長い目で見られるようになる事にとても近しいです。長い目で見られるという事は、充実した、納得できる人生への一歩だと思うので私はぜひ次回もライラセミナーがあれば参加したいと思っています。さらに欲を言えば、ぜひまだ「いい大人」に出会えていない若い人たちにライラという活動を、ロータリークラブというものを伝えていければと思います。私自身ももっと、いい大人の話を聞いて成長の糧にさせて頂きたいです。

そして、素敵な体験をさせてくれた皆さまにライラセミナー修了者の代表として、この場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
また、本日は拙いスピーチだったとは思いますが、ご清聴ありがとうございました。

 
ー ー部抜粋にて掲載 ー