第2208回例会

第2208回例会(2020年9月27日)

特別ゲスト : 札幌オリンピックミュージアム名誉館長 阿部雅司 様、 コーチ 伊藤謙司郎 様、トレーナー 竹花智 様
選手 伊藤有希 様、伊藤将充 様、竹花大松 様、小林龍尚 様、五十嵐彩佳 様

クラブ奉仕委員会
蓑輪 隆宏 委員長

令和2年9月27日(日)、延期されていた本年度の親睦移動例会が大倉山ジャンプ競技場並びに札幌オリンピックミュージアムにて開かれました。
当日はコロナ禍で若干の心配はございましたが、三密防止の感染予防対策をしっかり取って下さった施設関係者の多大なるご協力を頂き無事終えることが出来ましたこと、まずもってこの場をお借りしお礼を申し上げます。
特別に貸して下さったプレスルームでの例会からこの日の企画が始まりました。
その例会では急遽、社内での栄転が決まり北海道を離れることになり、この日の例会が最後となりました社会奉仕委員会大浦隆司委員長からお別れのご挨拶がございました。
大浦会員におかれましては、並外れた奉仕の精神で「食」を通してタイの子どもたちの未来に光を注いだこと、ロイトン札幌総支配人として、お客様はもちろん我々クラブメンバーに大きなお力を貸して下さいましたことなど、その功績は話せばキリがございません。
そんな大浦さんには最大の敬意と感謝の気持ちでいっぱいですが、来月から居なくなると思うとやはり寂しくてしょうがありません。
札幌に来られる際には毎回、お顔を見せて欲しいものです。
「大浦さん。色々、本当にお世話になりありがとうございました。」
その後、リレハンメルオリンピックノルディック金メダリスト阿部雅司名誉館長からの歓迎のご挨拶と卓話をいただくことが出来ました。
大変なご苦労をされて育ててくれたご両親の存在が阿部館長の頑張りに繋がったお話しは、人としての原点を改めて気付かせてくれたとても「いい」お話しで、同時に今、心が折れかかっている世の中の多くの人に聴いて頂きたい。聴いて貰うにはどうしたら良いかも考えておりました。
多分、そう思った人は私だけではなかったのではないかと思います。
加えて当日、私たち北ロータリークラブメンバーの為だけに飛行してくれたのが、土屋ホームジャンプチーム、そして札幌大学所属の若手選手たちです。
選手たちの中には世界のトップで活躍する伊藤有希選手(ワールドカップ5勝)もおられ、超ビックリでした。
伊藤選手始め皆さんの飛ぶ姿はとても美しく、逞しく、風を切る音そして着地の音などその迫力は凄いものでテレビで観るのとは全く別のものであったと思います。
それにしても他のお客さんもいたとはいえ、自分たちの為に飛んでくれるジャンプを見るのはもちろん初めての経験で、何と言葉にして良いのか分からないほど、一本一本のジャンプから、選手一人ひとりの想いが伝わって来て胸が熱くなったのは私だけではなかったのではないでしょうか。

今回、この若手ジャンプ選手の皆様に青少年奉仕委員会より細やかでしたが、未来に繋がるご支援が出来た事は、当クラブの新たな財産の創造になったことでしょう。
生の大ジャンプの迫力の余韻が残るなか、この夏リニューアルされたお洒落なレストランにて、選手の皆様とご一緒に美味しい食事をとりながら親睦を深めることが出来たことはこれまた大きな心の報酬となりました。
この数ヶ月こんな気持ちで外食をすることが無かったので三密防止の制限のなかとはいえ、とても有意義な時間となったことは嬉しい限りです。
そして最後に札幌オリンピックミュージアムを巡り、色々な想いで48年前の振り返りが出来たこともこの先、50年を考える意味でもいい機会になったのではないで
しょうか。
因みに48年前、まだこの世に誕生しておらず、札幌オリンピックのことをご存知ないクラブメンバーがおられることが今回、確認されたことも驚きで、改めて月日が着実に流れる現実を知らされました。
昨年から本クラブ創立50年の節目に当たり、どんな親睦移動例会がふさわしいのか熟考して参りましたが、この半世紀、札幌の目覚ましい発展は48年前の札幌オリンピックが大きなきっかけになったことは疑いようもない事実だと考え、この企画とさせていただきました。
皆様、如何だったでしょうか!
次の50年を創る若い皆様が、未来に向かって夢と希望を乗せて飛んでくれたスキージャンプでしたが、この皆様の未来が明るいものになるよう、我々、責任ある者がその足元を照らしてあげることが大切で、ここにロータリークラブの活動の本質があるのだと再認識させられました。
最後、繰り返しになりますが、このコロナ禍のなか、安心安全な準備をして迎えて下さったオリンピックミージアムの皆様、心に滲み入るお話をして下さった館長、心を込めてアーチを描いてくれた選手の皆様、オリンピックの歴史を一生懸命説明して下さった方々、皆の喜ぶ顔が見たくて準備に精を出して頑張って下さった仲間の皆様、そしてこの状況のなか参加して下さった37名の会員、ご家族、ご友人の皆様、これら全ての皆様に心からの感謝の意を表し本クラブ創立50年目の親睦移動例会のご報告とさせていただきます。
皆様、本当にありがとうございました。