第2195回例会

第2195回例会(2020年1月9日)

「会長年頭挨拶」
会長 草間孝廣

新年明けましておめでとうございます。
会員の皆様、ご家族の皆様ともにお健やかに令和二年の初日を迎えられましたこと、心からお祝い申し上げます。
当年度の2019~2020年度も大過なく上期のプログラムを運営させていただき、いずれの例会も奉仕活動も大変思い出深く充実したものでありましたことは、各担当の委員長様、委員会の皆様、参加されました会員の皆様の御蔭と存じ上げ、心から厚く御礼申し上げます。

いよいよ下期に入りまして、なお一層のご理解とご協力を仰ぎながら、さらに充実したクラブ運営に努めてまいりたいと思っております。
2020年は皆様ご承知の通り日本でのロータリークラブ誕生から満100年、そして我が札幌北ロータリークラブ創立50周年の佳節を迎えます。
ここにクラブ諸先輩のご功績に倣いちょっと立ち止まって、改めて奉仕と親睦を通したロータリー活動を見つめ直し、未来につながるロータリークラブの在り方について、皆様とともに思いを致したいと存じます。
下期4月11日・12日には福井ガバナーエレクトが主催されます地区研修・協議会のホストクラブを担当いたします。
只今はその準備委員会を経て、栗原直前会長に実行委員長をお願い申し上げ、鋭意企画検討を重ねております。成功に導くべく会員の皆様と心ひとつに努めたいと思いますので、何卒ご協力のほどお願い申し上げます。
結びに会員の皆様、ご家族の皆様におかれましてはより一層ご健勝にて実りある輝かしい良い一年になりますように心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

 

子年 ~ 年男の弁

 

阿部 弘 会員
(1936・昭和 11 年生)

十二支の中で、ネズミは一番目です。
十二支を語るときの順番は、いつもネズミから始まり、悪い気はしませんでした。
しかしながら、ネズミの印象はよくありません。“ドブネズミ”などという最悪の言葉もあります。
ところが、同じネズミでも、可愛らしい、きれいな、おとなしいネズミがいるのです。
それは医学界などの実験、研究に使用される白ネズミで、私たちは「ラット」と呼んでおります。
私は、北大医学部の大学院生時代、および米国留学中に「脳腫瘍の研究」で、たくさんのラットを犠牲にしてきました。
研究内容は、ラットに発癌剤を投与して、数週間後に脳腫瘍を発生させられたラットの脳から腫瘍を摘出して、種々の分析を行ったり、化学療法や放射線照射を行って、延命効果をみたりしました。
私は、これらの研究成果により医学博士を取得し、米国留学時には多くの業績をあげることができました。
医学界では、種々の疾患の研究に多くのラットが使われてきました。今日の私たち人類の幸せの陰には、犠牲になった多くのラットたちが居ることを忘れてはならないと思います。
今年はネズミに感謝する年です。合掌。

 

中園 直樹 会員
(1948・昭和 23 年生)

 

団塊の世代最多の子年(1948年)に生まれ、常に競争に晒された人生だったが、今年で6回目の年男の72歳を迎える。現代は「人生100年時代」と言われるが、幸い札幌北RCにはロールモデルになる小林、相沢、阿部先生がいらっしゃるので、此れからも強かに生き抜いて行こうと思っております。
これまでの70年余はSamuelUllmanのHowtoStayYoung(青春)にあるように、常に信念、自信、希望を持って生きていけば「暦年より老いずに若々しくある」を信条にしてきた。これから後期高齢(75歳以上)を迎えていくには、スタンフォード大学のクランボルツ教授の「計画された偶発性理論(予期しない不確実性の出来事や偶然の出会い)で人生やキャリアが決まる」とする理論があるが、そのためには、未来ある将来に繋がる偶然性を呼び込むために心がける5箇条が必要とされる。

1.好奇心;新しい経験の機会に興味を持つ。
2.持続性;上手くいかなくても可能性を考えて、続ける。
3.柔軟性;一つの考えに拘りすぎずに、時には信念や行動も変えられる。
4.楽観性;きっと上手くいくと考える。
5.冒険心;リスクを認識しながらも挑戦できる。

だが、私も年々後期の高齢者になって行くので、リスクはより避けたい。より低いリスクをとりながら、前向きに挑戦して、退化しない事を目指したい。
興味ある研究を1つ紹介します。
スタンフォード大学で血漿たんぱく質の中で1,379種類の血漿たんぱく質の割合の変化を調べた最近の研究で、人間の老化現象は3段階説で、連続的ではないらしく、その3段階とは34歳、60歳、78歳だそうです。これから78歳を迎えるだろうから、その変化に気をつけながら暮らして行きたいと思います。
どうぞ皆様親しく、宜しくお付き合い願います。

 

斉藤 昌一 会員
(1960・昭和 35 年生)

新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
私は1960年11月30日生まれの「ねずみ年」で、今年「年男」となります。
調べてみますと、私の生まれた1960年の出来事としては、ローマオリンピックが開催され、男子体操団体で金メダルを獲得し、また初の「カラーテレビ」が誕生した年だそうです。
当時のカラーテレビは「総天然色テレビジョン」と呼ばれ、1台約50万円したようです。
11月30日生まれの日にちについては、秋篠宮様の誕生日と同じ日にちで、少し意識しておりましたが、現在の天皇が1960年の同じ「ねずみ年」生まれです。12年に1度と言わず、ねずみ年を有難く意識したいと思います。
また、天皇は2月23日生まれで、シカゴロータリークラブの誕生が1905年2月23日ですので、日にちが同じです。
ちなみに、私の息子も2月23日生まれなので大変有難く、感謝の気持ちを大切にしたい日です。私が、ロータリークラブに入会したのは、2008年10月25日。
12年前の「ねずみ年」で48歳の時でした。今年は60歳で還暦になります。
ねずみ年の人はどんな人か・・・と諸説ありますが、ちゃっかりして憎めず、好奇心が強く、色々と挑戦したがる傾向があるそうです。
私は、じっとしている事が苦手で、動き回るのが好きなので、現在の旅行会社という職業を選んだのですが、少し当たっているかもしれません。
年男は、毎年お正月にやって来る”豊作や幸せ”をもたらすと言われる「年神様」のご加護を多く受けることが出来て、とても縁起が良いとされているそうです。
今年度の会長で札幌村神社の草間宮司には、さらに「年神様」にお力添えをして頂けるとありがたいです。