第2167回例会

第2167回例会(2019年4月1日)

『ロータリー情報』

ロータリー情報担当
竹原 巖 副委員長
栗原会長の年度テーマは「歴史に学び未来を考えよう」であります。ロータリー情報委員として年度テーマに沿ったロータリーの歴史をお伝えし、学びのなかから進むべき未来のヒントになれば良いと思い、委員会活動の中心に据えることにしました。
上期は例会スケジュールが詰まっており、なかなか時間が取れませんでしたが、下期になりお話しする機会が多そうなので、時計を見ながら「日本ロータリーの創設者、米山梅吉さん」についてお話しする予定でしたが、準備していた書類を忘れてまいりましたので、次回にお話しします
本日の例会ソングは「4つのテスト」でした。20数年前になりますが、紋別港RCの田巻会員(ガバナ経験者で千種会メンバー)が札幌医大に入院され、病床からメイクアップに訪れた時のことです。クラブのある会員が「4つのテスト」をロータリーの基本という発言をされたとき、隣にお座りの田巻さんから「竹原さん、4つのテストはロータリーの基本でなく職業奉仕の基本だよね」と言われたのを印象深く思っております。ロータリーの基本・歴史、ロータリーの原理・原則をクラブ会員には基本の知識として、理解していただく必要があると思います。
ガバナー月信3月号に地区職業奉仕委員会玉井委員長の『例会は人生の道場』という寄稿文が掲載されていました。その一部を抜粋してお伝えします。
『先日、深川RCの職業奉仕委員長から、「最近のロータリーはボランティアに傾きすぎている気がする。大切なものを見失ってはならない。」と例会でスピーチされるよう依頼されました。弱者に涙する人道支援は素晴らしいことで、ロータリーの魅力の一つでもありますが、しかし、それだけでしょうか?それと同等の素晴らしいものがあるのではないでしょうか?
ここで我々は何のために例会に出席しているか考えてみたいと思います。例会を通じた会員同士の切磋琢磨によって、真の親睦が形成されております。
従って例会出席は、ロータリー運動を形成するための必要条件であり、更に密度の高い事業上の発想の交換や、親睦を深めるためには、頻繁に例会を持つことが必要です。
米山梅吉翁が述べた「ロータリーの例会は人生の道場である」という言葉を、今一度思い起こす必要があります。
職業奉仕の理念が忘れさられ、ボランティア活動一辺倒になりつつある昨今、当然の結果として例会が軽視される傾向が強まっております。
ボランティア活動を実践するだけならば、例会などしなくてもいいという考えになるような気がしますし、形式的な例会に参加して立派な食事をとるよりも、ボランティア活動をする方がよっぽど増しだという解釈がまかり通ってくるような気がします。
ロータリー運動の必要条件である例会出席と、数ある奉仕活動の一形態に過ぎないボランティア活動が同列に、いや逆転して考えられることに悲しい思いがします。
その一方で私たちが職業奉仕の理念形成や人格形成の場として、有意義な例会を開いているかどうかを反省する必要があります。』
『新会員卓話』

河野 峰 会員

皆様こんにちは。今年の初めに入会させて頂き3ヶ月が経ちました。
先日は歓迎会を開催していただき、ありがとうございました。
今日は新会員卓話ということで、私を推薦して頂きました小林博先生と蓑輪隆宏先生との出会いについてと、歯科医師として患者さんによくお話している、ちょっと気になることをお話したいと思います。
平成4年に大学を卒業してすぐ口腔外科講座に入局し、大学院に進むことになりました。
そこで北海道大学の医学部癌研究施設病理部門に、小林先生が退官された次の年から4年間お世話になりました。
その当時の癌研は、北大の臨床科の先生もたくさん在籍していましたし、中国からや地中海にあるマルタからの研究員の先生も居て、歯学部を出たての私には見るもの全てが初めての事ばかり、右も左も分からない状況でした。研究室に行くようになり、最初に聞いた言葉に「アポトーシス」というのがありました。すべての正常細胞ははじめからそれぞれの寿命がプログラミングされ決まっているのだということでした。ある時期が来たら勝手に死を迎えます。
このアポトシスのプログラムが壊れてどんどん増え続けてしまうのが癌細胞の特徴なんだということを初めて知りました。
その当時から小林先生には、予防の大切さと、癌をやっつけてしまうことはもちろんだけど、癌と仲良く付き合って長くQOLを維持することが大事だと言われていたことを思い出します。
この小林先生の教えを何とか活かせるようにと現在歯科医師として患者さんと向き合っています。
大学院を終えて、大学の口腔外科で臨床をすることになりましたが、大学の医局時代や大学を離れ開業した当時、蓑輪先生はよく勉強会を開いておられ、何度も誘っていただきました。
色々教わった中のひとつに、顎の歪みが体全体の歪みを起こし様々な体調不良の原因になっているというお話がありました。
顎の歪みは、右で咬むか左で咬むかの咬み癖があることが一番の原因です。こうした咬み癖のある方がほとんどです。
できれば、その反対側で咬むようにして下さい。反対側で咬めない場合は咬みあわせが悪いことが考えられますので、お近くの歯科医院で咬み合せを調整されることをオススメします。
虫歯や歯周病の治療は大切ですが、私も咬み合せを治すことで患者さんには大変喜ばれております。
日常生活の中で、人には利き手や利き足があって、どうしても同じ方向で作業をしてしまします。
体の歪み予防として簡単なのは、カバンを持つ手をいつも同じにしないことがあり、利き手には関係なくやりやすい習慣です。
小林先生も最近「とにかく運動です」という冊子を書かれて拝見しましたが、歪みの改善には全身のストレッチがとても有効です。
最後に口の中の健康の予防にいちばん大切なのは唾液です。唾液は口の中の汚れを洗い流してくれるものです。でも、唾液は加齢と共に減少してしまいます。
食事のときに途中で水やお茶を飲みながら食べる方がいると思いますが、唾液をたくさん出す体を維持知るために、ミズを飲みながらの食事の習慣をやめて、出来るだけ自分の唾液で飲み込むことが大切です。
健康でロータリーの活動を楽しくできるよう、ちょっとしたアドバイスとしてお話させていただきました。今日はどうもありがとうございました。