第2166回例会

第2166回例会(2019年3月25日)

『新会員卓話』
真室 潤一 会員

みなさん、こんにちは。真室です。
今日は新会員卓話ということで、何をお話しようか色々考え、悩みましたが、推薦者の黑川篤さんとの出逢いについてお話させて頂きます。
私が高校2年生17歳の時に、札幌駅前の洋食レストランでアルバイトをしていました。
そのレストランに黑川さんがコックとして入社してきました。
その後1年ほどで閉店となったため一緒に仕事をしたのは極短い間でしたが、楽しく仕事をしていたことを今でもハッキリと覚えています。
職場が無くなったことで黑川さんとは疎遠になってしまいましたが、手稲のゴルフ場でひょっこり黑川さんらしき人を見かけ、後ろから声を掛けてみました。
25~6年ぶりの再会でしたが、当時と変わらない姿にびっくりしました。それからまた食事に行ったり、ゴルフをしたりお付き合いが再開しました。
あるとき、多額工事代金が未回収で困っていたときも相談に乗ってもらいました。当時、社長だった父が心臓の手術のため長期入院中で眠れない夜が続いていました。
その時に紹介されたのが、弁護士の瀧澤先生でした。工事代金はその後無事に回収でき、瀧澤先生には相談に乗っていただいただけでしたが、ロータリークラブで知り合う前からお世話になっていたのでした。
その後、お礼を兼ねて黑川さん瀧澤先生と3人で食事に行き、ロータリークラブについてのお話を聞かせて頂いたのですが、その時には「私には縁の無いところだな・・・」と感じていました。
ところが、昨年の9月「例会を体験できる日があるから来てみない?」と誘いを受け、参加させて頂きましたが、やはり「私には務まらないな・・・」と思ったのですが、ロータリー愛を熱く語る黑川さんを見ているうちに「楽しいところかな・・・」「自分にも何か人の役に立つことが出来るのかな・・・」という気持ちが湧いてきて、入会を決断致しました。
入会当初は、「センチュリーロイヤルホテルでランチが食べられる」「今日は中華だから来週は和食かな」と思っていたくらいで、恥ずかしながらプログラムの内容はあまり覚えていませんでした。
例会を重ねるうち、奉仕活動には・社会奉仕・職業奉仕・国際奉仕・青少年奉仕などがあることを教えていただき、またスリランカでの活動や、タイでの事業、寄附活動、国際友好などの様々な事業に真剣に取り組んでおられる皆さんの姿に感銘を受けました。
今まで自分のことしか考えていなかった私ですが、皆さんと過ごす時間を重ねるうち少しずつですが意識が変わってきているのを感じています。
何をするにも消極的な私でしたが、まずは一歩、また一歩と身近な出来るところから色々な活動に取り組んでいきたいと思っています。
こんな私を札幌北ロータリークラブに導いてくれた黑川篤さん、ありがとうございます。
札幌北ロータリークラブのメンバーとして皆さんと共に歩んで参りますので、ご指導をよろしくお願い致します。

 

『会員増強委員会担当例会によせて』
委員長 鈴木 隆也

皆さんこんにちは。会員増強委員会・委員長の鈴木です。本日は会員増強の担当例会ということで、お時間を頂きました。
今回は「なぜ会員増強が必要なのか?」について理解を深めるために、今一度改めてロータリーの歴史なども含め、会員増強の大切さを会員の皆様と共有できればと思います。
さて、今日卓話をしてもらいました真室会員は、私と同じ昭和46年生まれで同学年でありますが、この北クラブでは50名に満たない会員数にも関わらず、昭和46年生まれが6人います。
皆でしっかりタッグを組みながら北クラブを盛り上げていければと思っております。
そんな中で今日は増強に対する考え方や、その意味などを簡単に解説する動画をご用意いたしました。
長年ロータリアンであります大先輩方には当たり前すぎる内容になっていますが、私を含めて最近入会されました会員の方々のためにもロータリーとは何か?という事を改めて確認していただき、また今後ご自身が“紹介者”の立場になった時に、より自由にロータリーの良さや魅力を伝えるためのアイテムの一つになれば、と思っております。
ここにいる会員の皆様は、色々な紹介者の方からのお誘いで入会された事と思いますが、ロータリーに入会するという事は、ロータリーが奉仕団体である以上は、王道の無い、そして終わりのない奉仕の精神を学び続けるという事になると思います。(これはあくまでも私個人の認識なので、間違っていたらすみません。)
ロータリアンは色々な職業人の集まりであると同時に、私も含めて自身で商売をなさっている方も多いと思います。
そういった中で普段生活していて一番大事なのは勿論“自身の仕事”だと思います。商売、仕事が良くなければ奉仕活動をやっている時間などありませんので、優先順位としてはまず仕事、そしてその仕事に無理のない範囲での活動の一環として、ロータリーとの関わりがあるのだと思います。
ロータリーに入会したからには、何が何でもロータリーの活動が最優先である必要はないと思います。そうなると息苦しくて嫌になってしまいますので、肩肘張らずに活動を継続することがロータリアンとしての使命の一つではないか、と思います。
色々な職業や、世代を超えた仲間と共に学び、学んだ事をまずしっかりと自分にインプットして、そして消化できたら次に学んだ内容をロータリー以外のところで、例えば自分の会社などで社員や部下にしっかりとアウトプットをする事で、会社であれば意識改革をしたり、業績アップに繋がるんだ、という事を私も入会当初に教えて頂きました。
私自身を省みると、まだまだ学びの途中で一生懸命に詰め込んでいる最中でインプットが多くなっている状態ですのでこれからは自分にできる事から、少しでもアウトプットしていき[学んだらインプットする、そして次に忘れないうちにアウトプットする]という事を心がけていきたいと思います
先日メジャーリーガーのイチローの引退会見で、「毎日毎日、自分の限界を少しだけ超えるようにコツコツと努力する。少しだけ超える事ができたら、今度は新しい限界をほんの少しだけ超えるように努力する。そうするといつの間にか今の自分になっていた」と話していました。とても素晴らしい言葉だと感動しました。
ロータリー活動において、イチローのように自分を追い込む必要は全くありませんが、「できる時に、できる事だけをコツコツとやる」これが奉仕活動なのかな?と思いました。
ロータリーの最初の学びの場は“例会に出席する”事と、私もかつて教えてもらいました。これから真室さんや多くの新会員の方々と共に例会で学び、見聞を広げていって、そうしてそのうち、ロータリーの活動を一緒にしていきたい!と思えるお仲間をご紹介していただけたら、素晴らしい事だと思います。
会員増強においては、全会員の皆様のお力をお借りしなければ到底成り立たない委員会です。今年度においても、本当に皆様に助けられてこれまで活動してくることができました。また今年度は大先輩である阿部先生に副委員長になっていただき、大変心強い励ましのお言葉を頂きました。そして黑川会員には新会員の心得などの準備や痒いところに手が届くサポートをしてもらったり、また他のたくさんの会員の皆様にも助けられてきました事を、改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございます。
今日はお時間を頂き、私個人が感じるこのロータリーとの関わりや、会員増強、そして心得などをお話させて頂きました。まだまだ勉強不足ではありますが、改めて皆さんのお力をお借りし会員増強に努めていければと思っておりますのでどうぞ宜しくお願い致します。