地区国際奉仕事業タイ検証ツアー報告

(2018年3月26日)


報告 大浦 隆司 会員

3月22日は「世界水の日」です。水と衛生に力を入れているロータリーでは、毎日世界のどこかで水関連のプロジェクトが実施されています。汚染水による下痢性疾患で毎日3,000人以上の子どもが命を落としている現状を受け、世界のロータリアンはきれいな水と衛生設備をもたらす活動に懸命に取り組んでいます。ロータリアンは、発展途上国でトイレや水道を設備し、地域の人々に衛生指導を行うなどして、状況改善に努めています。
2015年 ロータリーの国際大会が行われたサンパウロでは、世界水サミットも開催されました。世界のほぼすべての国の34,000以上のロータリークラブ、120万人を超えるロータリアンが各地で草の根ボランティア活動を行っています。
さて、2018年1月21日~25日の日程で、タイ国 カラシン県・ノンカイ県・ポンピサイ県へ2510地区 國立金助ガバナーを団長に、26名で検証ツアーに出発しました。今回は現地到着と同時に3班に分かれ、
1班、カラシン県、クリーンウォーター事業
2班、ノンカイ県 クリーンウォーター事業及びウォーターメンテナンス事業
3班、ポンピサイ県 奨学金、グローバルグラント事業
の検証を行いました。クリーンウォーター事業については、斉藤会員よりご報告いただきます。
クリーンウォーター事業以外にも、植樹(札幌北RCからは植樹と、有志より図書の寄付)を行って参りました。植樹、図書館プロジェクトの検証、職業訓練プロジェクトでは工業用縫製(地区補助金事業)の検証、理容では國立ガバナーが生徒のカットモデルになり、すっきりされました。これらは、理美容訓練事業として続けられます。
Ban Wiangkook School では、千歳セントラルRCの故齋藤博司先生のメモリアル事業を検証、ノンカイ県庁では支援事業のセレモニーが行われました。ポンピサイ県での過去のグローバルグラント事業 縫製と料理を検証、縫製では、生徒の作品(布製カバン)が販売され、収入が学校の事業に活かされているとの事でした。調理室も現地仕様に変更中ではありましたが、来年度には完成すると思われます。
ロータリアンの奉仕活動の素晴らしさを改めて認識して参りました