第2095回例会

第2095回例会 (2017年5月8日)


2017-2018 RI第2510地区RYLA委員会
長田 正文 委員長

 札幌北ロータリークラブの皆様、今日はよろしくお願いします。札幌北ロータリークラブの方々には、以前より大変お世話になっていて、今日例会に来て皆様にお会いできて幸せです。出村さん、もう少しですね。頑張って下さい。

 こんにちは。次年度RYLA委員長を仰せつかった、岩見沢東RCの長田です。よろしくお願いします。
 札幌北ロ-タリークラブには大変お世話になっていまして、以前、岩見沢東ロータリークラブで小林博先生のお力添えで、共同でスリランカへのチョークボード事業を行っておりました。又[南相馬の少年サッカー大会支援事業]を地区の東日本大震災復興基金を使わしていただき行いました。その時には会長の出村さんには一から十までお世話になりました。そういう訳で、うちのクラブの人間は、札幌北クラブ様には足を向ける事は出来ません。大変ありがとうございました。

 さて、RYLAのお話ですが、これもまた、札幌北クラブには青少年奉仕部門ではプロフェッショナルな方がたくさんいらっしゃる中で話をするのはおこがましいですが、これも役目なのでご容赦をお願いします。

《RYLAとは》
 皆さんRYLAってご存知でしょうか。今年度、青少年委員会も同じですが、RYLA委員会はありませんでした。次年度から又復活します。2510地区ではRYLA委員会が無かった期間があり、知名度が低いのが現状です。先日開催された地区研修協議会の青少年部会でのアンケートでも、RYLAをご存知ですかの問いに、6~7割の人が、あまり知らない、知らないと答えておりました。その事から、次年度委員会ではRYLAの認知度を上げるのも責務だと考えております。
 さてRYLAとは、ロータリーユースリーダーシップアワードの略で、その頭文字をとってRYLAといいます。日本語訳では『ロータリー青少年指導者育成プログラム』です。14歳から30歳までの若者を対象に、リーダーシップスキルと人格を養いながら、ロータリーについて学ぶ集中プログラムです。

《RYLAはいつから》
 では、いつからこのプログラムは始まったのでしょうか。
 1959年オーストラリアのクリーンズランド州が、自治権獲得100周年記念式典にイギリスのアレキサンドラ王女をお迎えし、ブリスベンのロータリークラブがセミナーを行ったのがきっかけで1971年国際ロータリーによって正式に採用されたプログラムです。日本では、1976年大阪で開催されたのが始まりです。

《ではどの様な事をするのでしょうか》
 RYLAの形態は、セミナー、キャンプ、ワークショップなどの形式で行われます。期間は通常3日から10日間で行われ、ロータリアン主催のもと、クラブ、地区、他地区合同とどのレベルでも実施できます。2510地区では、地区のレベルで開催していますし、隣の2500地区では、クラブの持ち回りで開催しております。参加者は、地元のロータリークラブが推薦し、その参加費用はホストとなるクラブに負担していただいております。

《RYLAの基本方針》
 RYLA活動にはリーダーシップと言う言葉が盛んに出てきます。まず主体として「リーダーシップの理解と実践」が強調されています。さらに「良きリーダーとしての高潔性」が求められており、ロータリーにおけるRYLA活動は、青少年奉仕活動の中でも人間性を尊重し、深く探求する事を目的とし、「自信と自尊心を培うこと」、「問題解決や伝達の重要性」を強調しています。「地域社会での良き市民であり、世界市民として育つ事」を基本方針としています。もちろん「ロータリーとは何か」が最大の基本として理解されていなければならない事は重要なことです。

《プログラムの目標》
 ロータリー活動は全て「中核的価値観」が基本理念で、つまり「親睦」、「奉仕」、「多様性」、「高潔性」、「リーダーシップ」この5項目です。この5項目を理解し、実践することが望まれており、RYLAにおいても同様です。

《ロータリアンの役割》
 RYLAは、地元地域やその範囲を超えて活躍できる若き有望なリーダーを指導することですが、参加者を指導するだけではなく、同じ価値観を共有し、共に活動する事が出来るような関係を構築することによって、クラブ、地区にとっては、新たな活力とアイデアがもたらされ、社会奉仕プロジェクトへの支援が増えるとともに、将来のロータリアンを育成出来るという期待も多いにあります。

《日本でRYLAを行っている地区は》
 日本には現在34地区がございますが、RYLA委員会を設置している地区は26地区(76%)あります(青少年育成委員会を含む)。その中でRYLAセミナーを開催している地区は、22地区(65%)あります。日帰りで開催しているのは1地区、1泊2日で開催しているのが15地区、2泊3日で開催しているのが4地区、3泊4日で開催しているのが2地区です。3泊4日で行っている地区は、2地区合同で開催されております。

《どの様なRYLAを行っているのか》
 主にグループ討議、ワークショップ、パネルディスカッションが多いようです。その他、模擬国連、スポーツRYLA、BCP講演(災害などの緊急事態が発生したときに企業がその損害を最小限に抑え,事業の継続や復旧を図るための計画)+ゲームで親睦を図っています。

《クラブの役割》
 RYLAを成功させるためには、計画段階におけるクラブからの支援と関心が極めて重要です。クラブが参加者を選び、その参加者の費用を負担します。又、RYLAの運営に関与するクラブと地区は、参加する若者たちにロータリーの理想と価値観を紹介する役目を果たします。RYLAの若者にとって、主な連絡窓口になるのがクラブです。

《委員会からのお願い》
 RYLAにとって、クラブの協力なしではセミナーを開催することが出来ません。将来のリーダーとなりえる若者を育てるために、ご協力お願いします。
 次年度のRYLAセミナーは、来年5月頃開催予定です。現在、委員会はそれに向けてセミナーを成功させる為、姫野さんと共に皆で頑張っております。セミナーに関してはお願いする事があると思いますが、そのときはよろしくお願いいたします。
 ご清聴ありがとうございました。