第2087回例会

第2087回例会 (2017年2月27日)

新会員卓話


「吉井の仕事」
吉井 千博 会員

 私の初の卓話ということで、「吉井の仕事」というテーマでお話をさせていただこうと思います。
 会社は、東区にある築40年で約60坪の元玉ねぎ倉庫です。倉庫内にある事務所部分は大工さんに作ってもらった30坪の箱。残りの30坪はレンタルスペースとして備えており、演劇や絵画の展示会、名古屋のソファ屋さんの北海道初の展示会、インスタグラムの北海道展示会として、これまでご利用いただき、年間通してイベントが行われております。
事務所は非常に雰囲気のある倉庫なので、飲食店と間違われることもしばしばです。そんな倉庫で12人のクリエイターと2匹(犬とハリネズミ)で、面白おかしく仕事をしております。また、お正月には、私達の聖地と呼んでいる草間会員の札幌村神社へ社員総出で参詣しております。
 業務のメインは、全国の提携ブライダル会場における演出映像制作・ビデオ収録などで、年間650組の新郎・新婦さんのお手伝いをさせていただいており、他にもWEB動画の制作、企業紹介映像を含めると1000本ほどの動画を作っております。
 普段、私が自己紹介時に「映像制作してます!」というと、『映像って、いくらで作ってくれるの?』と良く聞かれます。これは、工務店さんに『いくらで家をつくれるの?』という質問に類似します。土地はあるのか?何人で住むの?どこに住みたいの?というニーズによって建築価格が見積もられるように、映像の世界も、ビデオがベースになるのか、写真がベースになるのか?アニメーションで表現したいのか。そして、購入者を増やしたいのか、商品の説明をしたいのか、企業イメージを上げたいのか?によって価格が見積もられるということを覚えておいてください!
 嬉しいことに、入会間もない自分にロータリアンのお仲間からもお声掛け頂いております。谷口会員の、「学会用のプレゼンに感動の動画を入れたい!」というチャレンジのお話や、藤城会員の、「お客さまのお家が建つまで動画」これは札幌のハウスメーカーではどこも行っていない、藤城建設様からお客さまへのプレゼントDVDなのです。鰹谷会員からは、名刺、ポスターのお仕事も受けさせていただきました。また、入会間もないにも関わらず、IMのご案内や、当日の「報告書を今年はDVDにする!」という竹原会員からのチャレンジを受けるなど、本当に嬉しいお話ばかり頂いております。本当に有難うございます。
 皆さまの期待に応えられるように、これからロータリアンとしての素養を身に付けていく所存です。今後ともよろしくお願いします。


「仕事、そして、犬」
林 里紅 会員

 私は父が経営する会社を継ぐ為、4年ほど前に日本へ帰国しました。弊社は鉄筋、レール圧接業を営む創業55年目の会社です。
 鉄筋圧接というのは、RC造に使われる鉄筋を溶接のように溶かして継ぐのでは無く、鉄筋が溶ける一歩手前のタイミングで圧力を使い継ぐという工法です。
 レール圧接というのは、工場から25メートル単位で出荷されるレールを現場にてロングレールにするという仕事です。
 弊社創業者は私の祖父。その祖父は、ロータリアンでした。当時、サハリン、中国、ブラジル、オーストラリアなどによく出向き、現地で色々な活動をしていたと聞いております。その影響からか、私が生まれ育った環境は、常に交換留学生や出稼ぎなどで日本へ来ている外国人に囲まれ常に10人前後の大家族の中で育ちました。
 私が生まれてはじめて覚えた外国語は「クリスチャン・ディオール」かと思います。ロビー君というオーストラリア男性が家にホームステイしていた時期があります。彼がお風呂上りに必ずクリスチャン・ディオールの香水を大量にかけていたのを憶えています。子どもながらにその香りに強烈な印象をうけて、ロビーに質問したことをおぼえています。
 私がロータリーに入会させて頂いてからわかったことなのですが、私が生まれる前から私の祖父と福田十太郎会員が知り合いで交流があったということを福田会員からお聞きしました。私が知らない祖父の話を福田会員から聞くことができて、とても懐かしく嬉しく思っております。人と人の縁や繋がりというのは本当に不思議で大切なことだと改めて実感しております。
 私は長年犬ぞりというものに携わってきまして、犬ぞりの為に何か出来ないかと考えていたところ、日本犬ぞり連盟の会長就任のお話を頂きました。世界チャンピオンになった知識や経験を日本の競技者にも伝えていけるチャンスと思い承諾いたしました。
 最後に犬ぞりの映像を見て頂きたいと思います。オープニングはアラスカの内陸地方に住むアサバスカンインディアンのサラさんというおばあちゃんに歌って頂いた「カリブーの民」という曲ではじまり、当時私が出場していましたレースの映像をご覧ください。
 いつの日か皆様へたっぷりと犬ぞりのお話が出来ることを夢見て終わらせて頂きます。本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。